人員マネジメント力

システムエンジニアが仕事で一番苦労するのは、なんといっても人間のマネジメントです。
ネットワークやサーバやセキュリティなどのスキルに応じた適切な人員の配置をするだけでなく、個人同士のコミュニケーション不足によるチームワークの欠落を防ぐため、息の合った連携のできるようなマネジメントをするのが特に大変です。
さらにはクライアントから突然の仕様変更の連絡が入った場合には、その仕様を確認して本当に必要かどうかを判断し、場合によってはクライアントを説得することすらあります。
そうやって計画が遅れないように仕様変更を食い止めるなどという特殊なコミュニケーションが必要になることもあるのです。

つまり自分のチームのスタッフだけ見ていればいいのではなく、お客様であるはずのクライアントすらマネジメントする必要があるわけです。
機材や予算などのマネジメントであれば物理的な指標があるので分かりやすく、具体的な提案や指示も出しやすいでしょう。
しかし、目に見えない人間の心に配慮してチームを把握するというのは、スタッフとの信頼関係などがしっかりできていなければ困難です。
システムエンジニアの周囲が初対面のスタッフばかりであれば、なおさらです。
無理に頼んだだけでは指示を聞いてくれない人も多数いるでしょう。
指示を出す経験もたくさん積んでこそ、はじめて人員のマネジメントができるようになってきます。
そのレベルになるまでが大変というわけです。
なんとも奥深いシステムエンジニアの世界。
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